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Channel: 新井信介 「京の風」バックナンバー
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本気で「セイフティーゾーン」を造らないと。東に放射能、西に中国の汚染。

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 大変な時代になった。信州は山に囲まれているので、少しは助かりますが。

社会が発展する、カネを追わなくてもいい仕組みを早急に考え、実践する。これは人類の課題。

そのまえに、まず、本当に健康でいられる「セイフティーゾーン」を造らないと。こっちは、身近な課題。

今の日本政府は、「放射能は問題ない。ガンは怖くない」というばかり。 自分で守るしかない。

それにしても、中国、いよいよここまで来てしまいました。国家が取り組むべきは、イノチを守ることなのですが・・・。    朱元璋や毛沢東がいたら、どうするだろう。以下記事を4点。

①<中国で深刻な大気汚染、日本に迫る?> (2013年1月31日14時17分 読売新聞) 
 中国東部で深刻化している大気汚染が、日本にも影響を及ぼすことに懸念が出ている。

 中国では今年に入り、北京市などで汚染物質を含んだスモッグに覆われる日が続き、 体調を崩す住民が急増。飛来したとみられる汚染物質が日本でも確認され、西日本の一部 では基準値を超える汚染物質が観測されている。加藤勝信官房副長官は31日の記者会見で、 「ただちに日本への影響があるレベルではないが、引き続き環境省で大気汚染物質の状況を 調査するなど、適切な対応を図っていく」と述べた。

 懸念されているのは、大気汚染物質の一つで、直径2・5マイクロ・メートル(1マイクロは 100万分の1)以下の微粒子状物質「PM2・5」。吸い込むと肺の奥まで入り込み、肺がん など呼吸器や循環器の疾患の原因になる可能性がある。
 環境省によると、10日夜から北京市を中心に中国東部で大気汚染が発生、14日まで主要都市 で汚染が確認された。同市内の濃度は多い時には大気1立方メートルあたり約500マイクロ・グラムで日本国内の基準(1日平均35マイクロ・グラム以下)の十数倍にあたる。 
 

②<中国大気汚染>流入の西日本「物質濃度が急上昇」 (毎日新聞 1月31日(木)11時48分配信)

中国で深刻化する大気汚染が「越境汚染」として西日本に流入した影響で、30~31日にかけて近畿地方で
大気汚染物質「硫酸塩エアロゾル」の濃度が急上昇
したとみられることが、国立環境研究所の分析で分かった。
地上の実測速報値も、環境基準を超す地点があった。 硫酸塩エアロゾルは、石炭などの燃焼で発生し、濃度が高くなると、ぜんそくなどの呼吸器疾患を起こす恐れもある。
 国環研のシミュレーションでは28日午後以降、大陸から九州地方に流入し、30日夜から31日早朝には、
大阪府や奈良県などで微小粒子状物質「PM2.5」が、環境基準(1立方メートル当たり1日平均値35マイ
クログラム以下)を超すレベルになったことが示された。30日午後6時の地上観測点の実測速報値も阪神地区 などで基準を超え、予測結果をほぼ裏付けた。ただ、基準は1日平均値を基に判断するため、基準を超えたとは みなされない。
 中国では近年、石炭など化石燃料の大量消費が原因の大気汚染が社会問題化している。国環研は、東アジア 地域で大気汚染物質の濃度を推定。風向や風速などの気象データを加えて移動状況をシミュレーションし、公表している。ただ汚染の全てが中国由来ではなく、国内の暖房使用や自動車の排ガスなども影響しているとみられる。
 国環研は「濃度上昇の予測結果は、大陸の大気汚染物質が流れ込んだためと解釈できるが、国内の濃度は中国の汚染レベルに比べると格段に低く、健康な大人が気にするレベルではない」と説明している。【江口一】 
 

③ さらに、こんな記事も。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34719

【国際】 北京発、大気汚染現地レポート・・・薬局のマスク売り場には人々が殺到し、パニックに

「北京市の大気の状況は大幅に改善され、いまや過去14年で最高に澄みきった空気になった」
昨年12月31日、北京市環境保護局のスポークスマンは、こう高らかに「クリーン宣言」をした。
だがその舌の根も乾かない1月10日から14日にかけて、北京市内一帯は粉塵にまみれ、阿鼻叫喚の修羅場と化したのだった。

氷点下20度近い寒さで石炭使用量がピークに達したことや、520万台に及ぶ車両の大渋滞、それに空気の乾燥、風がピタッと凪いだことなどが重なったためだった。

北京市環境保護局は、市内35ヵ所で、国際基準に基づいた大気汚染指数を毎日計測し、ホームページ上で公表している。この指数が100を超えれば危険で、最も危険な「300以上」とは、 「人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶ」レベルだ。

ところが北京市では何と、12日に35ヵ所のうち17ヵ所で「500以上」を24ヵ所で「450以上」を記録してしまった。市内西部の中心地、西直門では何と「933」を記録!   5ヵ所では想定外の高数値によって計測器が壊れ、計測不能となる始末だ。 専門家によれば「933」とは、即日肺がんを発症してもおかしくないレベルだという。 このため、2000万市民が住む首都・北京はパニックと化した。
薬局のマスク売り場には人々が殺到し、ある店では5620個も売れた。 経済不況がひたひたと忍び寄っている中で、「薬局は市内唯一の好況業界」とネット上で揶揄された。

いや、病院も門前市を成す賑わいである。北京児童病院には、1月12日に900人もの子供が殺到。
「挂号」と呼ばれる受付票を親たちが奪い合って、病院は大混乱となった。 この時、一儲けした人々もいた。それは病院で明け方から並び、「掛号」の代行を行う 「並び屋」だ。一枚の「掛号」が100元(約1420円)を超えた病院もあったとか。

北京市公安局は、市民全員にあてて、外出を控えるよう注意を促すショートメールを流した。だが、それでも外出せねばならない人は、マスクをし、その上にマフラーなどで顔を覆う重装備だ。 彼らは、日中というのに視界はほぼゼロなので、手探りで歩くしかない。
④そして、ここまでひどい事実も。http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68992

2013年1月29日、米誌アトランティック電子版は記事「先天的障害の視点から中国の汚染を考える」を掲載した。 先日来、話題となっているのが中国の大気汚染。北京市はスモッグと一体化した霧にすっぽりと覆われ、数十メートル離れた先もよく見えないほどの状況となった。 微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が安全基準値の10倍に達した地域もあるなど深刻な汚染が報じられている。

中国の汚染を伝えたアトランティックの報道に、ある読者がメッセージを寄せた。その読者はこの10年間、外国人が中国の子どもを養子として引き取る仲介の仕事に従事しているというが、 以前と比べて口唇裂や指の欠損など先天的障害を持つ子どもの数が増えているとコメントした。中国で生活しているという別の読者は大気や食品から重金属を吸収することで、子どもの脳の成長に影響があるのではないかとの推測を伝えている。

記事は重金属などの汚染が中国の子どもの先天的障害や発育に影響しているかについて論評する資格はないと述べつつも、 中国の汚染レベルは驚くべきほどであり、その深刻さは中国人自身も把握できないレベルに達しているのではないかと警告している
 


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