習近平政権が AIIBの創設とともに示した21世紀のシルクロード建設。
ユーラシアを一つにする壮大なもの。これには、ヨーロッパ各国や中央アジア・中東・アフリカが大喜び。
王族会議は、ISIS国を育てた戦争屋を、沈黙させ、世界一体化のために、「梅」資金をふんだんに用意した。
しかし、「梅」は、戦後、戦争屋に乗っ取られた、これまでのFRB,IMF,世銀には、主導権を絶対に渡さない。 相手を壊して、マネーだけを得ようとするエコノミック・ヒットマンをいかに排除するかも重要な課題だ。
AIIBの出発は、中国自身による中国経済の救済だったが、この3月から、この構想を、「梅」だけでなく、王族会議全体が認め、 ここから、一気に、世界経済の救済シナリオに大化けした。
単なる土木のインフラだけでなく、情報環境や文化交流、医療・教育ソフトも行き交うことになる。
これは、第3次世界大戦の代わりに、世界中に、新規の巨大需要を起こさせようというもの。もちろん、環境や人権が配慮されるのは、当然だ。小国や少数民族の権利と文化を踏みにじっては、意味が無い。
通貨は、新たなSDR(通貨引き出し権)が設定される。 しかし、現段階では、まだ、「画餅」のままだ。
なぜなら、天皇はOKを出していても、 日本国内の体制が、これを受け入れられないままだからだ。
官僚たちは、これまでの「特別行政自治区」時代の「箱庭」での視野のままだと、この構想の奥にある可能性がまるで見えてこない。
元々、戦後の特殊資金(日本の戦後の経済復活)がどのように発生したのか、そのとき、昭和天皇がどう関わったのか、見えないからだ。このときに、戦争屋に日本銀行も取り憑かれたのだ。それが、いま、どうなった。
そして、王族たちは、中国の汚職と環境問題、そして、好戦的な「オレサマ」主義にも、厳しい注文を出す。
地球全体をみて、人類社会をどうしたいのか? どうすればいいのか?
この視点の無い人間には、 この大方針転換は、つかめないし、それに、加わることもないだろう。
放射能の実態すら、まともに直視できない人間には、この構想が生まれた背景は、とても理解できないでしょう。
「世界から愛される日本」の本質を理解できない、日本の権力層は、 自分の国民のイノチすら、まもとに直視していない。原発推進は、人権無視の差別を内蔵してきたもので、これを、改める意思が、いまだに、日本には醸成できていないからだ。
日本の財務省は経団連共に、中国の運営に文句を言うが、 自分の内側にとんでもない宿痾があることを無視したままだ。「希望の夢」に入るときに、それはとても大きな関門になる。
今年1月に意気揚々と安倍を中東におくった外務省と防衛省、そして経済界。今の事態に、心底、面食らっているでしょう。
一つだけ、確実に言えることは、
戦争屋主導の軍事緊張から、 4月に入って、まったく次元が変わって、 世界の和解・一体化にむかっているということ。
今こそ、平和憲法を活かすときなのだが、 三周遅れの国粋主義者が、日本では、いまだに踏ん張っている。
そして、放射能被曝を、ないこと、知らないこと 問題ないこと にしている。
この大構想の中で、核廃棄物処理も世界人類の問題として、共同で解決すればいい、と考えればいいのに、 その知恵が回らない。視野も度胸も責任感もない。戦後、ずっと、アメリカのワルにおべんちゃらを言って、人格無視の後ろめたい差別意識で原発事業を進めてきた事実が、彼らの頭と心を縛っている。
どんな難問でも、国家や民族を越えて、いろいろな分野で、どんどんタスク・フォースを組めば良い。しかし、 「箱庭」意識では、これまで築き上げた自分たちの利権が先に立ち、それができない。 天皇陛下の憂いは、ここにある。